こんばんは、まるねぇです。
金融庁が素直に報告書で「夫婦で老後暮らすには2,000万円それ以外にないとダメ」と書いたが故に、数字が独り歩きしマスコミで大騒ぎになった昨今。
銀行や証券会社に「NISA」や「iDeCo」などについての問い合わせが増え、金融機関側としては金融庁さまさま…!という状態という記事を先日読みました。
このように世間で話題になるトピックスがあるときは、改元詐欺のように「騙されてしまう人」が多いのも事実です。
このような「やらなきゃとは思ってるけど何となくよくわからないからやらない」層が投資を始めれば、結果的にマーケットが活性化するのでわたしとしてはとてもありがたいですが、変な投資商品を買ってしまうことで損して退場してしまう人が多くなるのは悲しいことです。
というわけで、投資を始めよう!という人がまず行きそうな場所で買いそうなもの、ということで「3大メガバンクで投資信託を買ったらいくら手数料を払うのか」について考えてみました!
各メガバンクで一番売れているものを買う場合
では、投資信託には具体的にどのような手数料がかかるのでしょうか。
大きく分けて、3つの手数料がかかります。
①販売手数料、②信託報酬、③信託財産留保金です。
投資信託は「投資信託のメーカー」が作っていて、売っているのは別の人(=この場合だと銀行)です。
なので、①の販売手数料はその投資信託を売るごとに「売った人」である銀行の収益となります。基本的には「買ったとき」一回だけ支払います。
②は「投資信託」を維持するために必要な手数料でざっくり投資している間にずっとかかる管理手数料のようなものだと考えてください。
③は投資信託に出入りする金額が多いため投資者間の不公平を減らすための費用で、買うときと売るときにかかります。
ではどんな手数料があるのかを抑えたうえで、各社のHPで「投資信託販売額ランキング(直近1か月)で検索してみます。
①三菱UFJ銀行
最近メジャーリーガー大谷くんのお金が掛かっていそうなCMも始まった三菱UFJ銀行。
まるねぇの両親が作ってくれたわたしの初めての口座が三菱銀行だったため、子どものころから付き合いのある銀行です。
という訳で順番に深い意味はありませんが、一番初めにご紹介します。
ランキング1位だったのは「eMAXIS 日経225インデックス」
投資信託のメーカーである運用会社はMUFGグループの三菱UFJ国際投信、日経225の指数への連動を目指して国内株式に投資する投資信託です。
https://www.bk.mufg.jp/tameru/toushin/ranking/hanbaigaku_1m.html
ちなみに、手数料などは投資信託を購入する際にもらう説明書である「交付目論見書」に記載されており、ネットでも自由に見ることができます。
この商品の交付目論見書はこちらです。
http://kabu.com/ufjbank/pdf/Denshikoufu/MO/0331109A-MO-0000072251.pdf?srvice=UFJ
この投資信託は窓口では売っておらず、インターネットバンキング専用で売られているものなのが特徴的で、人件費がかからない分販売手数料はなし、となっています。
なお、インターネットを介して買ったからといって販売手数料は必ずゼロ、というわけではありません。注意しましょう。
そして持っている限りかかる信託報酬は0.38%、信託財産留保金はなしです。
このファンドはその投資信託が持っている資産額である純資産残高に応じて信託報酬が変わる仕組みになっており、現在の残高だとこの比率ですがもっと運用資産が増えると0.432%になる可能性があります。
人気のある投資信託なので、これから残高が増える可能性が大きいですので、信託報酬は0.432%と考えておくとよいでしょう。
②三井住友銀行
銀行業界で構造改革が叫ばれているなか、一番店舗数の削減やデジタル化が進んでいると言われている銀行です。
この銀行はイケイケドンドン、ソルジャー気質が強いと言われていますが、その精神でガンガン変革を推し進めているのかもしれませんね。
こちらでランキング1位だったのは「三井住友・日経225オープン」
こちらも三菱UFJ銀行と同様、日経225に連動することを目指す国内株式への投資を行います。運用会社はグループ会社の三井住友DSアセットマネジメントです。
https://www.smbc.co.jp/kojin/toushin/fund_ranking/
こちらも販売手数料はなし、信託報酬は0.648%です。
ただ、信託財産留保金が掛かるので購入時と売却時に売買価格である基準価格の0.3%が各々取られることになります。
交付目論見書はこちらです。
https://www.smbc.co.jp/kojin/toushin/pros/pdf/2331072019031811472510.pdf
③みずほ銀行
今年の決算では散々な成績を残したみずほ銀行。先日のわたしのブログではみずほ銀行の副業解禁にも触れている通り、最近いろんな意味で世間の話題をかっさらっています。https://marunouchiol-investment.com/fukugyoukaikin
さてそんなみずほ銀行でのランキング1位は「リスクコントロール世界分散ファンド」
運用会社は今まで同様グループ会社のアセットマネジメントOneです。
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/fund/ranking/index.html
これは国内外の公社債、不動産を投資対象とするREITに投資する投資信託で三菱UFJ、三井住友でランキング1位だったものとは少し運用対象が異なります。
こちらも販売手数料と信託財産留保金はなし、でも信託報酬はなんと1.0692%とかなりお高めです。
なお、交付目論見書はこちらです。
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/fund/moku/pdf/e47312185.pdf
信託報酬が高いとどういう影響が出るか?
今までに投資信託を買ったことがない人の感覚で考えると、このくらいなら手数料それほどでもないんじゃない?と思うかもしれません。
販売手数料は買うときだけ、信託財産留保金は買うとき売るときだけですが(といってもできるだけ払いたくありませんが)、信託報酬は持っている期間中利回りがよくても悪くてもかかる費用ですので、長く多くの金額を持つほどボディーブローのように効いてきます。
わたしが持っている米国上場投資信託のVYMの信託報酬率は0.06%、HDVは0.08%ですから、いかに高いか実感していただけるでしょうか。
ノープランで銀行窓口に行くのは危険!
銀行窓口に行って安易に「一番人気のやつ、ください!」と言ってしまった場合に、買うことになるであろう投信の手数料は、お高めのものが多いというご説明をさせていただきました。
銀行も慈善事業であなたの資産形成や運用をサポートしたいわけではありませんから、人に判断をゆだねずに自分自身で判断することが求められます。
どうしていいのかわからない…泣、という人はまず、勉強するところから始めましょう。
なお、ここで銀行や証券会社の勉強会などに行くとまたカモネギになってしまいます!!
書籍などを読むか、それか効率的に学ぶためにどこの金融機関からも独立している中立的な立場のスクールを活用しましょう。
投資信託だけでなく、マネーリテラシーについて広く学べるので「何をしたらいいのかわからないけど何か改善したい」「投資したい」「今年こそお金のことちゃんとしたい」という人には無料体験講座の受講もきっかけになるかもしれません。
よかったら、わたしが受けた無料体験講座体験記も読んでみてくださいね!
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本日もお読みくださり、どうもありがとうございました。
Enjoy your day!まるねぇでした。