こんにちは、丸の内OLです。
以前、Twitterでリツイートしたもので割と反響の大きかったコメントについて触れたいと思います。
生活水準を上げても満足度が得られるのは始めだけ。
あれもこれもと増やしていくほど得られる満足度は減っていく。
お腹空いてる時の1個目のピザはすごいおいしいけど、2個目を続けて食べても1個目を上回る喜びが得られないのと同じ。これは経済学でも証明されてる。#限界効用逓減の法則 https://t.co/xTEArrNm3p— 丸の内OL@純資産2,800万投資家 (@marunouchiol_) October 26, 2018
何度かちらっと言ったんですが、丸の内OLは大学で経済学科だったんです。
そこで勉強したことが役に立ちました。
さて、このツイートは何を言っているのかもう少し細かくお話してみたいと思います。
Photo by Marten Bjork on Unsplash
皆さんも日常生活の中で経験したことがあるのではないかと思いますが、すごく喉が渇いていて水が飲みたい!と思っていてぐいっと水を一口飲んだとき。
満足しますよね。
では、続けて二口目を飲んだとします。
満足します。
でも、一口目のときよりは絶対に満足度が下がっているはずなんです。
ちなみに三口目は二口目よりもさらに満足度が下がります。
これは経済学的に「限界効用逓減の法則」と言われています。
上の例で言うと一口水を飲んだ時に得られる満足度が「限界効用」です。
「逓減」とは段々減っていくという意味ですから、グラフの傾きが緩やかになっていくことを意味します。
この法則を「生活レベルが上がったとき」を想定して考えてみましょう。
昇進して月の可処分所得(使える金額)が10万円あがったとします。
今住んでいる家の家賃より10万円高いところに引っ越ししたら、引っ越ししたときは広いしスペックも高いし場所もいいしととりあえずめっちゃテンション上がると思うんです。
でも、多分1年後に同じだけのテンションは保てていません。
限界効用は逓減し、恐らくほぼグラフの傾きはなくなってしまって「満足感」を得ることはできなくなってしまっているからです。
そんなために年間120万も投資しますか??
それならNISA口座を開いて120万投資した方が、多分継続的に満足感を得られると思います。
という話でした。
結構ふとしたときに、「経済学的にはこうだな~」とか思い出すことがあることに今更ですがびっくりです。
長文お読みくださりありがとうございました。