雑記

親世代のお金の常識は今の非常識

こんばんは、まるねぇです。

今朝Twitterを見ていたらこんなツイートを発見しました。

一周さんという方は祖父母の家で発見したという約35年前の個人向け国債のチラシです。


当時は3年の日本国債を100万円持っているだけで、満期を迎えるまでに18万円もの利息がもらえた訳です。

ちなみに2019年4月に募集される個人向け国債3年ものの発行条件を確認すると、利率は税引前で0.05%です。

今の金利からは約122倍の高利率です。

では、当時の普通預金にも目を向けてみましょう。

先ほどの国債は約35年前、1984年のものでしたが、その当時の普通預金金利は1%代後半。

その後バブル景気を迎える1990年には金融引き締めのために普通預金ですら約2%、定期預金に至っては6%を記録しています。

一方、2019年4月現在の普通預金金利は0.001%、定期預金金利ですら0.015%です。

もう倍率を算出しなくても、足元にも及ばない低利回りに甘んじていることが明らかですね。

金利には72の法則というものがあり、72を利回りのパーセンテージで割ることで元本が2倍になるまでに要する年数を計算することができます

2倍になるのが必要な年数は

利回り6% 72÷6=12
利回り0.001% 72÷0.001=72,000

つまり、利回り6%のときはそのまま定期預金や個人向け国債を購入してぐるぐる回し続けるだけで12年で倍になるにも関わらず、今の金利なら普通預金にお金を入れているだけでは自分が生きているうちには倍になることなんて絶対にないということです。

また、この頃は高度経済成長からのバブル景気の時代です。

私の母は新卒で入社した会社で毎年ベースアップが行われ、ボーナスも3回出ていたそうです。

ですから、みんな手取りもどんどん増えていきます。

こんな時には特にリスクを取らなくても、どんどん普通に働いて得られる給与が増えた分を預金や国債購入に回しておけば勝手に増えていくので、スキルは全く必要ではありません。

時代は移り変わり、現在は。

戦後最長の好景気が継続していると言われていますが、その恩恵を感じている勤め人は決して多くないと思います。

(少なくともまるねぇは感じていません)

企業は内部留保を貯め込み、従業員への還元が積極的に行われているということもありません。

毎年のベースアップなども見込めませんし、昔のような高利回り商品もありません。

資産形成をしようと思ったら計画的に自分自身で考えて運用をしていくことが求められます。

 

わたしは親が割と年を行ってから生まれた子なので、父は既に定年退職しています。

その退職金を父は一定程度投資に回していますが、その決断に一番反対したのは母でした。

母は「定期預金にしておけば減らないのだから、そのまま置いておけばいい」

と言っていました。

(結局父が説得して納得させましたが、100%腹落ちはしていないようです)

 

母が若いころはそれが正解だったのでしょうが、今ではそれは決して正解とは言えません。

むしろ日本円の価値が逓減し、マイナス評価になってしまう恐れすらあるのです。

ですが、わたしたちの親世代はそういう考え方の人が今でも多いと思います。

それは彼らが育ってきた時代がそういう時代だったからです。

 

ただ、昔に比べて株式を買うにもインターネットが発達し、対面でなくとも購入できるようになり手数料も今は安くなっています。

当時はなかったETFやJ-REIT、ソーシャルレンディングなどの投資商品のバリエーションも増えています。

金利が低くなっているということは銀行からの借入金利が低くなることにもなるので、一部の富裕層にしか叶わなかった不動産投資が一般人にも手の届くものになりました。

 

投資を行おうと思ったときに、親に相談するのはもちろん間違いではありません。

でも当時と取り巻く環境が変わっていることを考慮し、最後は自分自身でしっかり判断することが求められます。

親世代のお金の常識は今の非常識、なんです。

(もちろんいろいろな投資を積極的に行っている親御さんには当てはまらないかもしれません。でもマジョリティーとしてはこの感覚で間違っていないと考えています。)

投資をしたい、自分の生活を豊かにしたいと思うなら人に聞いてみるだけではなく自分自身の知識を増強してみましょう。

そんなときには効率的に学べるスクールなどを利用してみるのも手です。

これからGWもありますし、年度始めにお金に関する感度を高めてみては?

いろいろなスクールがありますが、個人的には中立的な立場で知識を学べるファイナンシャルアカデミーが好印象でした。

しかも無料で充実のセミナーを受けることができます。

それを受けるだけでも大枠を学べますし、勧誘もありませんから参加してからもし「合わないかな?」と思えばそのセミナー受講だけでもOKです。

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本日もお読みくださり、どうもありがとうございました。

Enjoy your day!まるねぇでした。