こんばんは、まるねぇです。
今日は少し前に聞いた、知人の方の借金の話について触れたいと思います。
(個人が特定できないよう、若干敢えてぼんやりした書き方にしています。)
知人の主婦の方の借金話詳細
この方は30才の女性で専業主婦をされています。
現在個人としてのパート収入のみです。
そんな方が、ふと「ちょっと手持ちのお金が足りないな」というときに魔法のカードに手を出してしまいました。それがとある銀行系のカードローンです。
「借金」でも闇金ウシジマくんやナニワ金融道のようなコテコテのところから借りるとなると相当な借覚悟が求められますが、銀行系のカードローンは審査も簡単、そして街角のATMにカードを入れればまるで自分のお金を引き出すように現金を入手することが出来ます。
つまり「借金をしている感覚が薄い」まま、現金を得ることができるのです。
こうしてこの方は、毎日のように「今日は1万円」「きょうは2万円」と借金をつまんで行き、毎月末にパート収入が入ったら2万円ほど返すことを繰り返していきました。
その結果、返済はちょっとずつしているものの元金が全く減らず、かつ返済が遅延しているので莫大な遅延損害金が積みあがっていきます。
そして結果、100万円くらい返済したのにそれは遅延損害金に充てられてしまい元本が減らないため、債務整理をされたとのことです。
ちなみにこれは彼女の夫は借金のことから全て知らないそうで…新たなトラブルの火種にならないのか心配でなりません。
利息・金利に対して敏感になる大切さ
この話を聞いて思ったのは、借金自体が悪いとかいいとかそういうものではなく、利息や金利に対して敏感になる必要性です。
他の知り合いの方は数年に1度車を買い替えていましたが「手持ちのお金が一気になくなるのが嫌で、毎月の支払額が少なくて気楽だから」という理由でカーローンを使っていました。ちなみに誰でも知る超有名企業に勤めている高収入の方です。
このように「気軽に借りられるから」「毎月の支払額が少なくて済むから」という理由だけで安易に借金をしてしまうのは、利息がどれだけの破壊力を持っているか知らないからです。
例えば、上記の主婦の方のお話に戻り、カードローンを借りると一般的にどれくらい利息が影響力を持つのか考えてみましょう。
どこでもよいのですが、ここでは新生銀行グループの「レイクALSA」のHPをチェックしてみます。「レイクがあるさ~♪」とよくCMを見るアレです。
支払い利息と借り入れ上限額(極度額)は人によって異なるようですが、極度額が200万円以下の場合(例の主婦の方は借入元本が100万だったのでこれを見ます)、適用金利は12~18%となります。
さて、ではこの「12%~18%」は高いのか?
ここで利息や金利を考えるのに便利な72の法則を使ってみます。
これは、72をその「パーセンテージ」で割ると元本が2倍になるのにかかる年数を計算できる便利な式です。
72÷12=6
72÷18=4
ですから、4年から6年で元本が倍になってしまいます。
さらに追加で元本を増やして行っていればそのスピードは加速します。
ちなみにメガバンクの普通預金金利は現在0.010%です。
72÷0.010=7,000なので、預け入れして倍にするには7,000年かかります。
この違いの大きさ、皆さんはどう思うでしょうか?
お金のことは学校では教えてくれない
軽い気持ちで借りた借金が、ほんの数年で倍になってしまうなんて恐ろしいことは学校では教えてくれません。
「お金を簡単に借りられるよ!」ということは誰でも手軽に知ることができるのに、その詳細を教わる機会がないのはどこか性教育にも似ているかもしれませんね。
投資でもあまりに利回りが高すぎるものはリスクがそれだけ高いということですし、利息や金利に対して敏感になっておくのは、マネーリテラシーとして必須ですね。
マネーリテラシーの基本ってどうやって学んだらいいのかな?とお考えの方には、選択肢の一つとしてこちらの講座をお伝えしたいと思います。
銀行や証券会社のセミナーではどうしても主催者側の商品を売りたいという下心が働いてしますが、こちらは主催しているのが金融機関と資本関係のない中立的な機関なので安心です。
わたしもこの「お金の教養講座」には以前参加したことがあり、トータルでいろいろ広く浅く学びたい人にはこちらが一番適しているかな?と思います。
勧誘などもなく「もっと詳しく知りたいなと思ったら入ってね」くらいなので、軽い気持ちで受講お勧めです。
コロナの影響で教室はしばらくお休みでしたが、最近再開したのでお買い物や外食のついでにさくっと学んでみてはいかがでしょうか?無料ですし。
また、もっと分野を限って短時間で情報を得たい方はこれらの講座もあります。
(お金の教養講座では全てを網羅してまとめて教えてもらうことができます。)
本日もお読みくださり、どうもありがとうございました。
Enjoy your day!まるねぇでした。