こんばんは、まるねぇです。
高い利回りと投資した後に手間が掛からず人気が高まっているソーシャルレンディング。
まるねぇもCREALに31万円、OwnersBookに1万円投資をしています。
一方、一部の業者でその制度の隙間を突いて悪用している事象が発生したのも記憶に新しいかと思います。
ソーシャルレンディングはその仕組み上、貸金業とされ貸金業法の規制がかかります。
そのため出資者である一人ひとりの投資家にはソーシャルレンディングで集めたお金の投資先が誰なのか具体名を知ることができません。
借手を保護する趣旨の規制なのですが、過去の不祥事ではその「借手が誰なのかを開示しなくてよいこと」を逆手に取り、ソーシャルレンディング運営会社が当初想定していた先と異なる運用先に投資したり、適切な運用を行っていなかった事例がありました。
また、資金を出す貸手側である投資家たちにとっても「これって誰に貸すの?」と具体的にわからないことが、投資を躊躇する原因に少なからずなっていたように感じます。
この点につき、先日金融庁から解釈が発表されました。
HPから抜粋すると具体的には以下の通りとなります。
●今般、金融庁では、ソーシャルレンディングに関し、投資者への情報開示の拡充を図るため、貸付先の情報開示が可能となる解釈を公表しました。
(情報開示の内容)
- 貸付先の属性(法人の商号・名称及び所在地、業種・事業内容、利害関係の状況等)
- 貸付条件(貸付額や金利、貸付予定日、貸付期間等)
- 貸付先の資金使途
- 回収可能性に影響を与える情報(貸付先の財務状況又は財務情報、担保情報(担保の有無、担保の種類や評価額、評価方法等)、貸付先の債務超過や返済猶予等の状況)
- 審査態勢(審査体制、審査手続き等)
- 貸付債権の管理・回収方針・態勢(貸付契約において期限の利益が喪失した場合の具体的な回収プロセス等)
- 借換えに関する情報(貸付金の使途が既存債権の返済である旨や貸付先の回収可能性の概要等)
- 借換えを想定している情報(貸付先による借換えが想定される旨や借換えが生じる場合に想定される資金調達方法、借換えが行えなかった場合に貸付金の回収が困難となるリスク等)
- 返済遅延等に関する情報(当該事業者の他のファンドにおける分配・償還に影響を与える返済遅延やデフォルトの発生等) など
(金融庁HPより)
つまり、誰にどういう使途の資金としてどういう期間で貸付をするのか、一定の要件を満たしている場合という条件付きではあるものの具体的に開示することが可能になったんです。
これは、個人的にはソーシャルレンディング界隈で大きな分岐点になると思います。
今までソーシャルレンディングに出資するにあたって投資家の大きな懸念点となっていた点がクリアになったことから、よりマーケットの拡大が期待できるのではないでしょうか。
さてそんな金融庁の解釈を受けて、各ソーシャルレンディング運営会社が徐々に情報開示を始めてきました。
そんな各社の中でも動きが早かった先の一つが、SBIソーシャルレンディングです。
こんなプレスリリースも出して、積極的に情報開示に取り組み始めています。
このような顧客本位の情報開示を迅速に対応してくれる運営会社は信頼できますよね。
ということでSBIソーシャルレンディングについて今日は調べてみました!
SBIソーシャルレンディングってどんな会社?
では、SBIソーシャルレンディングはどんな会社なのかまず確認してみましょう。
「SBI」と社名に付いているところからお気づきの方もいるかもしれませんが、SBI証券や住信SBIネット銀行などと同じSBIグループの企業です。
実はソーシャルレンディング運営会社で総合金融グループに属しているのは、このSBIソーシャルレンディングのみ。
そのため、信頼性はもちろん折り紙付きですし、SBI証券などグループ内企業からの紹介を経てファンド化されているものも多いことが特徴として挙げられます。
また、SBIソーシャルレンディングの設立は2008年とこの業界では老舗企業。
当時日本の法令上取り組みが出来なかったソーシャルレンディングの仕組みを、監督省庁である金融庁に働きかけ、日本向けにアレンジして2011年に提供を始めるなどソーシャルレンディングのパイオニアとも言えます。
そのような「企業に対する信頼性」が高いことで、投資を決めたという投資家の人も少なくないようです。
そのため、最近ではSBIソーシャルレンディングは融資残高ベース市場規模全体の約24%を占めるまでに拡大しています。
(2019年3月末現在)
直近の2019年6月末現在で、以下のような実績を挙げています。
融資残高も投資家登録完了数も右肩上がりで、多くの人に支持されていることが数字に表れています。
(SBIソーシャルレンディングHPより)
SBIソーシャルレンディングの特徴は?
①案件の出口(完了)が銀行融資であること
ソーシャルレンディングに出資した後投資家が気になるのは「出資した元本はしっかり戻ってくるのか」という点ではないでしょうか。
ソーシャルレンディングは数か月から数年単位の出資になりますが、その投資期間が終了したら出資した資金が戻ってきます。
ただ、そのファンドがソーシャルレンディングから投資する期間が終了したからと言って必ずしも案件が完了してしまう訳ではありません。継続してプロジェクトとして進められることも多々あります。
終わってしまうのであれば、投資対象を清算、つまり売却してそのお金で元本を返すことが出来ますが、継続する場合は出資金を払い戻す原資は一体何になるのでしょうか。
その代表例として「銀行融資」への借り換えが挙げられます。
「銀行から借りれるのであれば、この低金利の環境下初めから銀行から借りておけばいいんじゃないの?なぜソーシャルレンディングで資金を調達したの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は銀行は融資基準が厳しく、開業間もない会社や資金を調達してから投資対象の開発を始めるような事業には融資をしてくれないことが多いんです。
そのため、銀行から融資を受けるまでのつなぎ資金でソーシャルレンディングで資金を調達する必要性が生じるケースがあるのです。
このように「銀行からの融資への借り換え」というリファイナンスをSBIソーシャルレンディングのメインの出口戦略として設定しているため、安心感が得られます。
②利益相反への適切な管理が行われていること
冒頭でSBIグループの一員であることを最大限に生かして案件発掘を行っていることについて触れました。
ただ、大きな金融グループの一員…となると、そのグループ内でソーシャルレンディングの投資家にとって適切でない取引を行っているのでは??と思われてしまうリスクがあるのもまた事実です。
この点につき、SBIソーシャルレンディングは
・ファンドに対してSBIグループからの出資を受けない
・SBIグループ各社への融資も行わない
という姿勢を明確にしており、適切な管理を行っていることが好印象です。
③商品ラインアップが厳選かつ充実していること
一般的にソーシャルレンディングでは投資対象が不動産や太陽光関連である場合が多いです。
太陽光については、太陽光関連企業と多くアドバイザリー(助言契約)を締結しており、業務提携先でもある玄海インベストメントアドバイザー社と二人三脚で案件発掘を行っています。
また、それ以外にもIoTデバイスを活用しているファンドや、再生可能な生物資源を活用するバイオマス発電に投資するファンドなど、他のソーシャルレンディングにはない特徴を持つファンドも多く設定しています。
社会性が高い事業に投資できる機会は個人レベルではなかなかありませんので、面白みがありますね。
それ以外の主な特徴のサマリー
それ以外には、以下のような特徴があります。
①利益は毎月分配
②1万円という少額から投資OK
③SBIソーシャルレンディングが資金運用をするので、値動きのチェックなど管理の手間がない
④登録・販売・分配金送金の手数料がかからない
最近の動向と今後の予定
冒頭にお伝えした通り、借手の情報開示が一定の条件下ではあるものの行われるようになったことでよりソーシャルレンディングのマーケットがより拡大していくことが想定されます。
事実、情報開示が始まってからの投資家の興味は増していて、以前よりも早いスピードでファンドの募集が終了してしまうケースも増えているようです。
また、投資家登録後使用する「マイページ」のデザインも近くスマホ用のページができる予定で、より気軽に投資ができるように体制が整えられます。
投資家登録には少し時間がかかるので、スマホ対応が始まる前に手続きをしておくといざ「投資したい!」というときにタイムラグがなくてスムーズかもしれませんね!
既にソーシャルレンディングに投資をしている人はポートフォリオの一つとして、そしてこれからソーシャルレンディングをやってみようかな?という人は総合金融グループの一員であるSBIソーシャルレンディングを候補の一つに加えてみてはどうでしょうか?
本日もお読みくださり、どうもありがとうございました。
Enjoy your day!まるねぇでした。