貸付ファンド

企業にお金を貸しちゃう貸付ファンド

こんばんは、丸の内OLです。

丸の内OLはソーシャルレンディング、そして不動産クラウドファンディングを投資対象としています。

特に最近は新たに誕生した「不動産クラウドファンディング」の記事にアクセス数が非常に多く認知度が上がり、投資対象の一つとしてとらえられるようになったんだなぁと実感しています。

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さて、そんな中また新たな投資先が生まれました!

さまざまな貸付ファンドに投資できるオンラインマーケット

Funds

です。

 

企業にお金を貸す、とは

皆さんはちなみに、個人として企業にお金を貸したことはありますか?

丸の内OLはありません。笑

 

なお直接的に貸したことがなくても、銀行に預金をしている人は間接的に企業にお金を貸していることになります。

 

銀行はみんなから集めた預金を企業に貸して運用しているからです。

なぜ銀行がそんなことをしているかというと、企業に貸して自分が受け取る金利と預金に対して支払う金利の差を自分がもらえるからです。

つまり、貸付金利>預金金利であることが分かります。

企業にお金を出すには「株式に投資する」という手もあります。

ただ、株式への投資は株価と配当金が一定ではありません。

業績が良ければ上振れするかもしれないし、逆に業績が悪ければ下振れするかもしれません。

それに対して貸付は貸すときに「〇〇円を▲月▲日に■%の金利を付けて返します」と明確に決めるので、いくらいつ金利を付けて返してもらえるのかが初めから予想しやすいです。

ですので株式への投資だけではなく、分散投資先の一つとして「貸付」もあるとより安定性が増すことになります^^

 

貸す相手はどうやって探すのか

ただ、とは言ってもお金を借りたい企業を個人が探すのはとっても大変です。

また企業としてお金を借りるので、金額も大きくなる傾向があります。

そんな大金がないという人が大半なのではないでしょうか。

 

そこで今回誕生したのが間に入って取りまとめてくれるFundsなんです。

Fundsについて

クラウドポートという会社が運営しています。

2016年に設立された、ソーシャルレンディング事業者比較サイトを運営している会社です。

アスマーク社のインターネット認知度調査でNo.1を取ったこともあり、ソーシャルレンディングをしたことのある人なら使ったことがあるかもしれませんね。

そんな会社ですから、もちろんソーシャルレンディングについては詳しく理解しています。

昨年はソーシャルレンディングにつき、悪い面が目立ってしまう事件などがありましたがそれについても対策を練って、今回の「Funds」を設立しています。

なお、今回Fundsの設立にあたり、ソーシャルレンディング事業者比較サイトは他社に事業譲渡することが発表されました。

自分たちもプレイヤーになるので、それら運営会社を評価する中立的な立場も兼ねるのは問題だと考えたからではないでしょうか。

運営会社の真摯な姿勢に好印象を受けました。

どういう仕組みなのか

企業にお金を貸すというのは投資先の一つになりそう、

Funds自体も信頼できそう、

と分かったところで、では具体的にどうやってお金を投資して運用するのかを確認してみました。

下の図を見てみましょう。

投資家が一番左にいます。

そこからFundsに口座を開設して、お金を入れます。

その口座から、一人ひとりの投資家が投資するファンドを決めます。

一つ一つのファンドには「ファンドの組成会社」が付いています。

その「ファンドの組成会社」が「お金を借りたい企業」にお金を貸付する形です。

 

一人ひとりの投資家は、一つ一つの「ファンドの組成会社」にいちいち口座を開設したりする必要はありません。

Fundsにのみ口座を作り、実際にこのファンドの組成会社に投資をしたいというときはFundsのHPで申し込みをするだけでOKなんです!

なのでオンラインマーケット「Funds」という名前なんですね。

ファンドの組成会社とお金を借りたい企業は信頼できるのか

世の中には企業がたくさんありますし、ファンドの組成会社が本当に大丈夫なのかを確認するのは大変です。

財務諸表を読めば分かりますが、資料を集めたりするのは大変です。

さらに分析するには一定の知識も求められます。

そこでFundsが一定のフィルターをかけて、「ファンドの組成会社」が変な企業でないかどうかのチェックをしてくれています。

条件は具体的には以下の3つです

①上場会社

②監査法人が監査をしている会社

③ベンチャーキャピタルなどから出資・投資を受けている会社

①は上場するにあたって各市場が求める条件をクリアし、定期的に決められた資料を提出する必要があります。

②は第三者のチェック係が確認しているので、財務などの確からしさが保証されます。

③もベンチャーキャピタルが出資するにあたって、財務状況や将来性の確からしさを確認しているのでそれに乗っかることができます。

このどれかを満たす企業は一定のレベル以上だとお墨付きの状態なんです。

また、その条件を満たした「ファンドの組成会社」がお金を貸す企業は、「ファンドの組成会社」の関係会社のみ、とされています。

一定のレベル以上だとお墨付きの会社の関係会社なので、不安がかなり軽減されますね。

ソーシャルレンディング、とは何が違うのか

なんかお金を貸すなら、ソーシャルレンディングと変わらなくない?と思いませんか?

実は丸の内OLもそう思ったのですが、違いがありました。

中立的な立場

ソーシャルレンディングだと「ファンドの組成会社」と「お金を集めてくる人」が同じです。

Fundsはあくまでもオンラインマーケットの運用者しかやらないので、ファンドの組成会社になることはありません。

なので、中立な立場になります。

また各々の役割分担も明確になるので、監視する力も働きます。

また、昨年ソーシャルレンディングで問題となったのは、ソーシャルレンディングに適用される法律上、誰にお金を貸しているのかを具体的に(社名など)教えてはいけない、というルールがあることを悪用する例があったからです。

この法律はもともと、たくさんの個人などからお金を借りている企業を守るため(ある日突然大勢の貸主に押しかけられたりすると大変だからです)でした。

ただ、逆に考えると「どこの誰にお金を貸しているのか」を投資家に伝える必要がないので、管理が運用会社側でずさんになってしまっていました。

Fundsではこのようなことを避けるために、「ファンドの組成会社」を投資家には具体的に伝え、お金を借りる企業で法律上社名を明らかにできない先は「ファンドの組成会社のみ」と制限することで、透明感を増すように対応をしています^^

いろんなファンドの組成会社のファンドに簡単に分散投資できる

ソーシャルレンディングはお金を集めてくる人とファンドを組成する人が一緒なので、口座を開設したソーシャルレンディングの組成したファンドにしか投資できません。

でも、Fundsはいろんな「ファンドの組成会社」のファンドを取り扱っているので、Fundsの口座を開設するだけで複数の「ファンドの組成会社」のファンドに投資ができます

管理も簡単で、リスクヘッジができますね。

 

最小投資金額が1円!

ソーシャルレンディングも不動産クラウドファンディングもファンドへの投資最少額が決まっていて、1万円と設定しているところが多い印象です。

(少なくとも丸の内OLが投資しているところはそうです)

一方、Fundsは1円から投資が可能とのことでこれはびっくりでした!

これなら「お金がないから投資しない」という言い訳はできませんね。笑

心配な人も、まずは試しに超少額からトライできます♪

利回りや投資期間はどれくらいなのか

仕組みが分かったら、きになるのは利回りですね。

利回りは基本的に、リスクと比例します。

貸付ファンドであるFundsは下の図の真ん中に位置する「ミドルリスク・ミドルリターン」の商品です。

ソーシャルレンディングよりは規模の大きい信頼性の高い企業に貸すので、安全性が高まる代わりに利回りが少し変わります。

案件によっても異なるものの、1.5%~6%(年利・税引き前)の利回りを予定しているので、手間もかからず投資する先としては十分に魅力的だと思います!

ファンドの募集

Fundsの新規ファンドはこれから募集を開始する予定です。

2019年1月10日現在では2つ今後募集を開始するファンドの「ファンド組成会社」が公開されています!

一つはアイフル(東証一部上場)の貸付事業ファンド、もう一つはデュアルタップ(東証二部上場)の不動産事業ファンドです。

どちらかの会社の名前は聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?

2019年1月23日10:30からファンドの投資申し込みが開始になるそうなので、興味を持った人は口座開設をしてみてはどうでしょうか?

口座開設には少し日数がかかりますし、開設が終わってから入金する作業もあるので早めの手続きがおススメです。

今混みあっているようですし、早め早めに対応しちゃいましょう!

あ、ちなみに口座を作ったり出資したりするのは全て手数料無料です。

(Fundsの口座に入金する際の振り込み手数料は自己負担です)

口座を作っておけば、投資したいファンドが出てきたときにサクッと投資できます!

Funds

新しい投資商品がどんどん出てきて、本当にその商品性を見るのが楽しいです^^

バリエーションが増えれば分散投資するときの選択肢も増えます。

また、一人ひとりの「これくらいの利回りが欲しい、これくらいのリスクにしたい」などのニーズにより合う商品を選ぶことができます。

逆に言えばどんどん出てくる新しい投資商品を調べたり、挑戦してみることもなくずっと定期預金にだけ入れている人は機会損失をしてしまっていることになるので、もったいないなぁと思っています。

もちろん投資は自己責任ですが、常に新しい投資商品に興味を持ってお金を増やしていけると楽しいですし、知識や興味の対象も広がるので人生の充実につながると考えています!

本日もお読みいただき、どうもありがとうございました。

Enjoy your day!丸の内OLでした。

Funds